概要
カシマさんは日本の都市伝説で、両手足を失った女性の霊が現れるとされます。特定の質問に答えられないと命を奪うという恐ろしい話が特徴です。本記事ではカシマさんの伝説の起源や体験談、目撃例、対処方法について詳しく紹介します。
都市伝説への遭遇エピソード
エピソード1：「病院での恐怖の電話」
ある冬の夜、大学生の吉田さんは友人たちと心霊スポット巡りをしていました。廃墟となった病院で、「カシマさん」と呼ばれる霊が出るとの噂を聞き、興味本位で訪れたのです。彼らは病院の最上階に到達し、暗闇の中でしばらく過ごしましたが、何も起こりませんでした。帰り道で友人の一人が突然電話を受けました。受話器からは、「私の名前を知っていますか？」という女性の声が響き、彼は驚いて電話を切りました。次の日、彼は急に高熱を出し、病院に運ばれましたが、原因不明のまま数日後に回復しました。この出来事をきっかけに、吉田さんたちはカシマさんの話をさらに深く調べることとなりました。
エピソード2：「夢の中のカシマさん」
山田さんは小学生の頃に友達と遊んでいた時、「カシマさん」の話を聞きました。その夜、山田さんは夢の中で女性に出会い、「私の名前を知っていますか？」と尋ねられました。恐怖の中で、「カシマさん」と答えたところ、女性は笑顔を見せ、姿を消しました。翌朝、山田さんは不安な気持ちで目を覚ましたが、特に異常はありませんでした。しかし、その後も夢の中で何度か女性に出会い、同じ質問をされ続けたのです。山田さんは毎回正しく答えることで、無事に過ごすことができました。この体験を通じて、彼はカシマさんの対処方法を他の人にも伝えるようになったのです。
カシマさんの対処方法
カシマさんに遭遇した際の対処方法としては、以下のようなものが紹介されています。
- 質問に正しく答える：特定の質問に対して、以下のように答えることが有効です。
- 「手をよこせ」と言われたら「今使ってます」
- 「脚をよこせ」と言われたら「今必要です」
- 「その話を誰から聞いた」と聞かれたら「カシマさん」と答える
- 言い換えの説明：「カは仮面（火事）のカ、シは死のシ、マは魔のマ、レイは霊のレイ、コは事故のコ」と答えることも有効です。
具体的な目撃例
- 東京都世田谷区：廃墟と化した病院での目撃談が多く寄せられています。特に夜中に病院の廊下でカシマさんの姿を見たという報告があります。
- 千葉県浦安市：古いトンネルでカシマさんが現れるという噂があります。このトンネルを通過する際に、女性の声が聞こえるという話が多く伝えられています。
- 大阪府堺市：夜遅くに人気のない公園で目撃されたことがあります。特に霧が立ち込める夜に、足音が聞こえ、カシマさんの姿を見たという体験談があります。
その他の情報
カシマさんは、「身体の一部が欠損した女性」、「身体がケロイド状の女性」、「旧日本軍兵士」として現れることが多く、様々なバリエーションが存在します。また、加古川市や高砂市での死亡事件が新聞で報道されたという話や、「テケテケ」の正体として語られることもあります。さらに、鹿島神社と関係があるという説もあり、「カシマさん。助けてください」と唱えることで脅威が去るとされています。
総括
カシマさんは日本の都市伝説として多くの人々に恐怖を与えています。体験談や目撃例を通じて、彼女の存在がどれほど深く人々の心に刻まれているかが分かります。現代でもなお、彼女の話は語り継がれ、都市伝説としての地位を保ち続けています。
